読み終わり 秋季限定栗きんとん事件

下巻も読み終わりました。以下ネタバレあり










今回はボトルネックに次ぐ、容赦のないオチだった。
あれだけ探偵役として活躍させといて、ラストで一気に蹴落とすとか。


米澤穂信を好きになったきっかけは、
初めて読んだボトルネックの、思わず吹出してしまう程の容赦ないオチ。
他の作品ではあんまそれが見られずちょっと物足りなく感じてたけど、
今回それが復活。


氷谷の動機もひどいもんだし。人間とは思えねえ。
瓜野は友達も彼女も名声も信頼も自信も全部一気に失って。
ボトルネックはずっと救われない主人公って感じのオチだったけど、
今回は高いところからズドンと一気に突き落とされたオチ。



ところで小鳩・小山内さんのような考えって誰もがみんな経験のあることなんかな。
あの「一般人」を一歩引いて俯瞰して眺めてる感じ。
自分はすごいあるあると共感。ただ2人のようなあんな逸脱した能力はないけど




次は冬季限定なんだろな。
やっぱ流れ的にシリーズ最終巻になんのかな。
いつ出るかわからんが楽しみです。